こんにちは、豊田です。
今日は、「真美研究所」を立ち上げるに至った想いについてお話しようと思います。
ありがちな発想から抜け出したくて足を踏み入れた「哲学」の世界
4年前、私は、 人と同じような発想やありがちな発信しかできず、自分がツマラナイ人間のように感じて 悶々としていました。
当時「個々の意識に変革を起こす」というコンセプトのもと、 外見の印象をよくすることで他者からの信頼を得る 「イメージコンサルティング」の仕事をしてきました。
それなりにビジネスはうまくいっていたし、お客様にも恵まれて満足もしていました。
一方で、外側を着飾れば着飾るほど 内側では何かが足りていない、という思いをずっと抱えていました。
確かに、外見を変えることは、 周りに対しての訴求力や即効性があり、目に見えるわかりやすい効果が手に入ります。
ですから、これを実践してうまくいった人はいます。ですが、それは一時的ですし、とても表面的なもの。
そもそものこの世界の仕組みや 人間の本当のことを知らないことで、まだ能力を発揮できていないお客様がいるのも事実です。もっともっと本質的なものをお伝えしたい。
そんな風に思っていた時に出会ったのが「哲学」でした。
初めて講座に参加した時のこと。 講師の方が話されている内容が ちんぷんかんぷん過ぎて 何を言っているかわからない。
問いを出されても、 何をどこからどう考えていいかもわからない。 手に汗握りながら なんて場違いなところに来てしまったのだろう・・・ 居心地が悪すぎて・・・帰りたい。
そう思ったことを 今でも鮮明に覚えています。
あの時、諦めなくて良かった・・・ 今ならそう思えますが、 いかに自分の言葉で考えていなかったのかを痛感しました。
もともと言語化が苦手でしたので、 「何か」を感じていても、 あえて言語化せずに逃げていた 自分にも気づかされました。
また、自分の考えだと思っていたものも 人から与えられたものに過ぎないのだ ということに気づかされショックを受けました。
しかし、大人になってから そんな風に打ちのめされることって なかなかありません。
ちんぷんかんぷんだからこそ 「違う世界へ行けるのはここだ!」 そう思い、学び続けました。
「哲学」の学びを通して、 社会の構造、人間の仕組みや自己啓発や心理学などで言われていることの 源流の考えを知りました。
それまで「何か足りない」と散々、心理学やビジネスについて学んできましたが 「哲学でぜんぶ網羅できるのでは?! 」「むしろ、これを知らずにビジネスをやるのは危険! 」「この考えをもっと多くの方に伝えていきたい!」 という思いから 「女性リーダーのための哲学サロン」を共同主催。
思考力と言語化力を鍛える場を設けてきました。 このサロンは、大変ご好評をいただき、 リピート率9割で3年間開催しました。
と同時に『東京官学支援機構』の理事、『東京美学倶楽部』の上席研究員として席を置き、学びを進めていく中で、「哲学」が既に行き詰まっていることも知りました。

美学への昇華と理念の昇華
本部が「西洋哲学」「東洋哲学」を経由して「美学」へと昇華し、さらに真美を探究していく中で、自分が「美」と思っていたことが いかに ”思わされていたもの” なのかもわかりました。
物事の捉え方、感じ方がガラリと変わり、それまでとは異なり、いろんな情報に振り回されなくなりました。
また、言語化しようとする中で、 美しい日本語にも触れることができ、それまで疎かにしていた季節の移ろい、変化にも敏感になり、日常が豊かに感じられるようになりました。 と同時に、 ビジネスでも大きな変化がありました。
それまでコンセプトに掲げてきていた「個々の意識に変革を起こす」というのは、 自分目線でしかなかったこと。人文知を普及していく活動を通して、自分の視点の低さにも気づかされました。
提供するサービスを通して、どんな世界が広がったらいいのか。 自分が生まれ育った日本という国が、この先の未来、どんな風になったらいいのか。
生きやすい未来を子どもたちに手渡していくために、もっと広い視点と視野で、根源のところから、関わる人たちの意識改革をしていくことにコミットする。
そのために、もっと大きな志を持つという目標がもてました。その思いを具現化するため「真美研究所」を立ち上げました。
今は、「国と共に人文知を守る」という大義のもと、同じ志を持つ仲間とともに、 人文知を普及する活動をしています。

もっと仲間を増やしたい!
私はこの活動を通し、同じ理想を持って、 日本をもっと良くしていきたいと願う「一生濃い人間関係を作れる仲間」を作っていきたいと思っています。
是非、共に学び成長しながら、一緒に、人文知を普及する活動にも取り組んでいけたらと思っています!