VISUAL IMAGE BRAND BOOK
Brand Story
ブランドストーリー

豊田ふみこの「イメージプロデュース」ができるまで

Episode 1

大学卒業後、エネルギー開発の大手企業に就職。

人間関係にも恵まれ、会社での評価にはそれなりに満足していたけれど、
順調にキャリアを重ねていく中でこうも思っていたのです。

そろそろ、後進を指導する経験をしてみたい。
もう少し、大型の案件にチャレンジしてみたい。

そこで、私が真っ先に変えたもの。それは、「ビジュアル」でした。
もともとファッションは好きでしたし、私にとって取り組みやすいテーマだったから。

上司、後輩の目に留まる格好ってどんなもの?
仕事を任せたくなる、女性って?
決して媚びるのではなく、自然な華やぎがあったらどう?

そんな風に模索しながら、自分の見た目をコントロールしていったのです。

すると不思議なことに、任される仕事、周囲の関わり方が変わり始めました。

「この仕事を、豊田に任せたい」「豊田なら、どうする?」

そんな風に相談してもらえるようになっていったのです。

後から考えると、ビジュアルを先に変えることで、
私自身の仕事への関わり方、モノの考え方が変わってきていたのだと思います。

職場における自分への「役割意識」が芽生えたことで、周囲も変わり始めた。


外面を整えることで、結果として内面も磨かれ、行動が変わる。

この経験は、私のご提供するサービスの源になっています。

Episode 2


10
年間勤めていた企業を退職し、ファッションの仕事で生きていく、と決めたころ。

知人を介して、いわゆるファッション業界のトレンドメイカーと言われる方をご紹介いただき、
何度かお食事を共にする間柄になりました。

その方に、あるときこんなふうに言われました。

「豊田さん、最初にお会いしたころはダサかったよねぇ。」

私は、思わず固まってしまいました。

だってその時に身に着けていたものは、
イメージコンサルタントの師匠がNYで買い付けてきてくださった勝負服。

それが、流行の最先端にいる方から見れば、ダサく見えるんだ、と。


でも、同時に思い出したのです。

そういえばあの時、私もその方のお洋服が、
「いうほどおしゃれじゃないかも」と思ったことを。

身を置く場所や業界によって、「おしゃれ」の尺度は変わってくる。
だからこそ、他人からの評価に一喜一憂しない自分でありたい。

そう痛感したからこそ、
誰のために、どんな格好をするのかを、意思を持って決めること。


自分が納得する服を身にまとうこと。

をご提案するようになったのです。

Episode 3

実は私は起業した当初は鳴かず飛ばずで、ずいぶん苦労しました。

収益が上がらず、とても「起業家」なんて言えないような状態でしたので、
藁にもすがる思いで、とあるビジネスコンサルタントの方に師事することにしました。

その方のアドバイスもあり、
サービスのメインターゲットを「女性起業家の方」に絞りました。

そして、ここでまた、自分のビジュアルを見直すことにしたのです。

女性起業家といえば、講師・コンサルタントなど、
人前に立つお仕事をされている方が多くいらっしゃいます。

そういった方が、ファッション・メイクを相談したいと思える存在って?

そんな視点から、好きで身に着けていた黒メインのパンツスタイルを手放し、
自然な華やかさを意識するようになったのです。

すると、それまでなかなかお客様に巡り合えなかった私のところへ、
ご相談に来てくださる方がグッと増えていきました。

中にはシーズンが変わるたびにリピートしてくださり、
自分の「仕事服」を選ぶパートナーとしてお選びくださる方も増えていきました。

ビジネスシーンにおけるファッションって、
「似合う服」を無難に着こなすだけじゃダメなんだ。


誰から、どんな印象を持たれたいのか。

その道のプロとしてどんな格好をしていたら、信頼されるのか。

そんな視点でビジュアルを格上げすることで、見える景色が追いついてくるんだな。

そう実感したのです。