こんにちは、豊田です。
昨日は、哲学サロンのランチ会でした。
全員参加とはなりませんでしたが
スペシャルゲストもお呼びして
ビジネスのお話から、学び方に関して、
さらに、哲学のその上位概念の世界観など、
抽象度の高いお話をしていただきました。
体験会を開催する中で感じるのは
SNSでの集客方法!などの
ノウハウ系の学びではなく
知の土台を磨ける
本質的な学びをされたい方というのは
一定数いらっしゃるのだな、ということ。
地に足のついた大人な方達と
ご一緒できること嬉しく思います。
Contents
思考の枠から抜け出す
「自分の思考という小さな枠から
どう抜け出したらいいのでしょうか?」
そんな質問をされた方がいらっしゃいました。
高い視点や視野を持とうと、
意識されているからこそのお悩みですし、
自分の思考が、
小さな枠に入ってしまっている、
と客観視できている状態が
何より素晴らしいと思いました。
触れるものを変える
そのご質問に対して、
ゲストの方がお伝えされていたのは、
「とにかく高い視点の人たちが
集まる場に触れ続けること」
とおっしゃっていました。
スペシャルゲストは、お顔出しもSNSもされていないので
写真には写っておりません。
美しい言葉に触れたり、
抽象度の高いことについて
考える時間を持つこと。
そういう環境にいる人たちと
一緒にいる時間を増やしていくこと。
例えば、美しい言葉とは、
クラシック音楽や美しい詩など。
触れるものを変えなければ、
言葉や思考を変えても
「発露」は変わりません。
しかし、そこが変わらなければ、
本当の意味で人を動かすことはできない。
そんなお話でした。
変化する人しない人
この質問に関連するのが、
セミナーに行ったり、
本を読んで学んだりしているけど、
変化する人しない人。
この違いって、
何だろうと思ったことないですか?
よく言われるのは、
「知識を知っただけで行動しないから」
という言葉。
まぁ、確かにそれもあるかもしれません。
ですが、行動云々の前に、
実は、”大きな違い” があります。
違いを生むもの
それは何か?
「聞き方」(聞く姿勢)です。
何を学んでも変化がない人や、
自分の思考の枠から出られない人は、
「答え合わせ」をすぐにします。
過去に自分が聞いた話や
自分が知っている知識と結び付け
こうではないか、ああではないか、
と考えてしまう。
これをやっている時点で、
アウト。
なぜなら、これは結局、
自分のフィルターを通して
物事を考えている状態です。
何かを変えるときは、
自分のフィルターごと、取り替える必要があります。
自分のフィルター越しにみているだけだと
せっかく視野が広がるチャンスだったのに、
その可能性を狭めてしまうことになります。
さらに勿体無いのは、
自分のフィルターにあっていないと
耳を閉じてしまうこと。
フィルターはどう作られる?
ここで考えたいのです。
自分のフィルターが
どのように形成されたのかを。
なぜ、そのフィルターが
正しい判断ができていると思えるのかを。
この構造を知ると、
自分が大切にしている「価値観」とやらが
実は、社会や親や教育などで”作られた”
洗脳だということに気づけます。
子育てなんて、
その最たるもので、
自分の古い価値観を
子どもに押し付けているかも・・
と反省すること、しばしばあります。
現に、
私たちが今持っている「価値観」も
時代とともに
「それって、違うんじゃない??」
と変わってきていますよね。
自分の古い価値観に照らし合わせて、
物事を見聞きしても、
それでは新しいことは入ってきません。
そうなったら、、、
知らず知らずのうちに
人の話に聞く耳持たない人
になっていきます。
大事なのは、
自分の価値観を疑ってみること。
そして、
フラットに話を聞くこと。
(子育てなんかをしていると
この重要性をつくづく感じます・・・汗)
自分の価値観を疑うって簡単ではありませんが、
逆にその価値観や思い込みによって、
自分を縛っているってことは多々あります。
それから解放されたら、
もっと柔軟にもなれますし、
何より自分の価値観を疑ってみるって、
考える力もつきます。
いくつになっても
思考も心も柔軟に
しなやかでありたいものです。