こんにちは、豊田です。
先日のこと。
某企業様の55周年
経営計画発表会に参加しました。
発表の中で、この社長さんは、
先代から経営を受け継いだけれども
「売上」にフォーカスしてた時は
数字ばかりを追ってしまい
上手くいかなかった
周りに対しても、
怒ってばかりだったそうです。
それが、
「仲間を増やそう」にフォーカスしたら
結果として、
売上が上がっていったそうなのですね。
このお話をなるほど〜と思いながら
聞いていましたが、
これについてもう少し
考察してみたいと思います。
方程式が機能しないわけ
経営者だから
みんな同じように、同じような形で
こうやれば売上が上がる
と方程式を渡されても
それをそのままできない人もいる
その方程式で
結果を出してきた人ほど
自分の成功体験があるから
「なんでできないんだ!」
と思ってしがいがち。
けれども、
「そんな甘いことを!」
と言ったところで、
それが「結果」として
でているのならば
そこをいくら詰めても
しょうがないわけですよね。
哲学の用語で
重層的決定という言葉があります。
これは、
一つの出来事が複数の原因が
重なり合って引き起こされること
を意味します。
売上を上げるにも
同じことが言えます。
複数の原因が重なり合って
売上が上がるということが引き起こされる
ということは
なにか上手く機能していないのであれば
「考え方」を変えればいいだけ。
ここで、
「なんで父親みたいに
自分は経営が上手くいかないんだ」
とか
「あの人みたいに
なぜ私はできないのだろう」
と自分を責めたりする必要は、
全くないわけです。
この社長は、
「売上を構成している要素は何か?」
「何が売上に繋がる行動なのか?」
の構造を分解して
さらに、
「どんな言葉が自分を動かしているのか?」
を知ったことにより
自分が楽しく夢中で動いていたら
社内もよい雰囲気になり
結果、売上が上がっていった
という現象が起こったのですね。
ここまでみていくと、
この話は、企業だけに限らず、
フリーランスや起業家、会社員の方にも、
通じるものがある
ということがわかるかと思います。
さらに、
もうひとつ気づきがありました。
人には響く言葉がある
「どんな言葉が
自分を動かしているのか?」
数字を言われたら
途端にやる気がなくなってしまうけど、
この仕事を取り組むことで、
スキルや能力が上がり、
できることが増えるようになるよ!
と言われると
「自己成長」を感じて
ヨシッ!やったるで〜となる
とか
あなたの仕事がこんな人の役に立って
その人達がこんな風に増えていくために、、、
とが言われちゃったら
嬉しくなってすぐ行動しちゃう!
とか
自分に響く「言葉のカタチ」は
いろいろあると思います。
(単なる単語の羅列ではなく、
大事なのは「文脈」です)
みなさんにも、必ずあると思います。
「こんな風に言われると、弱いんだよなぁ」
という言葉が。
是非、普段の生活の中で
ちょっとアンテナを立てて、
見つけてみてください。
それがわかると、
人に言われるだけでなく、
自分で自分を動かすことに
その言葉を使っていけますので。
人を動かすことが得意な人ほど
これを上手に使っています!
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